学級活動
■ 目標
児童が自分たちの学級や学校の生活の充実と向上を目指して、学級内の組織作りや仕事の分担処理、解決方法について話し合う活動など学級生活に関する諸問題の解決を自主的に行うとともに、生活や学習への適応や健康や安全な生活など心身の健康を増進し、健全な生活態度を身に付ける活動を通して、集団の一員としての自覚を深め、協力してよりよい生活を築こうとする自主的、実践的な態度を育てる。
■ 内容
□ 学級や学校の生活の充実と向上に関すること
- 一人一人の児童が協力して学級での生活を充実、向上する。
- 学級生活の充実と向上に関する諸問題や、そのために必要とされる学級内の組織作りや仕事の分担などを、児童自身が見出し、それらを学級の問題とし、さらには学校の問題として自主的に取り上げ、解決していく力をつける。
[話し合い活動]
- 学級の諸問題について学年に応じた話し合いで、解決処理ができるようにする。
- 学級の−員として身近な問題に関心を持ち、話し合いには積極的に参加する態度を育成する。
- 発達段階に応じ、話し合いのルールを決め、友達の意見や提案などきちんと聞く態度や賛成・反対意見などの理由を言えるような態度を育成する。
[係活動]
- 自ら仕事を見付け出し、持続的に実践する中で、個性を伸長し、働く喜びや満足感を味わう。
- 協力し合い、高め合いながら成し遂げる喜びを味わう。
- 自分のよさを伸ばし、個性を伸長する。
[学級集会活動]
- 工夫をして目的にあった集会を開く。
- 児童の興味関心を生かした楽しい集会にする。
- 学級集団の一員として、進んで集会に参加し、豊かな学級生活を味わう。
□ 日常の生活や学習への適応及び腱康や安全に関すること
- 楽しく豊かな学校生活を築くための基礎となる学級内の好ましい人間関係を育てる。
- 日常生活を営むために必要な行動の仕方を身に付ける。
- 集団のなかで自己を生かすことができるようにする。
- 心身の健康を増進し、地金な生活態度を育成する。
[希望や目標をもって生きる態度の育成]
- 児童自ら、現在及び将来の生活や学習によりよく適応し、自己を生かそうとする生活態度を育てる。
※ 学校生活への願い、日常生活での目標の設定、不安や悩みの解消など学校生活への適応に関する内容、望ましい集団生活と自分の役割の自覚など集団への適応に関する内容、自己の理解を深め個性の伸長を深めるなど自己を見つめる内容、意欲的・計画的な学習態度の形成に関する内容、土・日曜日など余暇活動に関する内容とする。
[基本的生活集団の形成]
- 持ち物の整理整頓、衣服の着脱、言葉遣いなど基本的な生活習慣を身に付けようとする態度を育てる。
※ 児童の発達段階に応じ、具体的な資料を活用し、日常生活の実態に結びつく効果的な指導をする。
[望ましい人間関係の育成]
- 学校生活において教師と児童、児童相互の間に、信頼・尊敬・親愛・協力など温かい人間関係を育てる。
- 家庭や地域社会において様々な人間関係を経験する。
※ 一人一人の児童と密接な人間関係を作り、愛情に満ちた温かな態度で指導する。
[学校図書館の利用や情報の適切な活用]
- 学習において情報を適切に選択し、日常の学習に活用する方法や態度を身につける。
- 学校図書館の仕組みの理解や利用の仕方について理解する。
[心身ともに腱康で安全な生活態度の形成]
- 心身の発育・発達、心身の健康を高める生活、健康と環境のかかわり、病気の予防、心の健康など、自分の健康状態について関心をもち、身近な日常生活における健康の問題を自ら見付け、自分で判断し、処理できる能力や態度を育成する。
- 日常生活における安全、交通安全など、自分や他の生命を尊重し、日常生活に役立てるための必要な事項を理解し、進んできまりを守り、安全に行動できる能力や態度を育成する。
[学校給食と望ましい食習慣の形成]
- 楽しく食事をすること、健康によい食事のとり方、給食時の清潔、食事環境の整備など、望ましい食習慣の形成を図り、正しい食事のあり方を体得する。
- 食事を通して好ましい人間関係を育成する。
[その他の内容]
- 日常の道徳性の指導
- 国民の祝日や長期休業日の事前・事後の指導
- 環境美美化に関する指導
- 学校行事の事前・事後指導
- 貯蓄や消費に関する指埠
- その他の指導